第27回公判

「領収書は不要」後は「これ」「どうも」だけだった

平成16年2月13日(金)晴
雲形池
傍聴人がだいぶ少なくなり、本日は41席の425号法廷を使用。先着順の傍聴券を配布する時間も5分遅い9時45分からだった。前回替わった大熊裁判官がお休みで女性の宮武裁判官が登壇していた。
今日は函館・札幌が商圏の港湾土木会社の社長が島田建設事件の検察側証人として証言台に立ち、午前は吉田検察官、午後は大室弁護人の尋問が行なわれた。
穏やかな冬の太陽をいっぱいに受けた雲形池 04年2月13日

付き合いのあった国会議員とは確執があり疎遠になってしまったので、仕事に影響があると困ると思い 平成9年10月会社として21世紀政策研究会に入会。年会費2口24万円を支払った。

その後島田社長に紹介を頼み平成10年1月に鈴木議員と初めて会った。宴席での会話は殆ど覚えていないが、 島田社長と鈴木議員の昵懇振りは感じさせられた。奥さんを同伴してきている事を話すと翌日一緒に北海道開発庁長官室に来るように勧められ、23日には長官室で大臣席に座らされ記念撮影をしてもらった。
紅梅
この時は手土産(現金100万円)を持っていった。鈴木議員が帰った後多田秘書を部屋の外に呼んで封筒に入れた現金を渡した。領収書は不要と話したが、あとは「コレ」「どうも」だけだった。
紅梅も咲き始め日比谷公園の梅林は6分咲き。カメラを向ける人も多かった

平成10年8月4日には島田社長から官房副長官就任祝いに行かないかとの誘いがあり上京。会食時に島田社長が「工事がとれてお蔭様で順調にいっています」と挨拶していたが、通常の挨拶で違和感は無かった。この時はネクタイの土産のみで現金は持参しなかった。

弁護人の反対尋問で、平成14年の事情聴取の際に、平成11年2月に鶴八で鈴木議員と会ったのではないかとのあらぬ疑いをかけられ、3回目に現場まで連れて行かれ、ようやく行っていなかった事が分かったとの検察のミスが明らかにされた。

ハト
14時15分、今後の日程調整のため30分間休廷。再開後2月20日は検察官の被告人質問、新年度の日程は4月9日、23日、5月14日、31日と発表され14時45分閉廷。

何か久し振りにまともな法廷を傍聴した気がした。ここ2,3回の法廷ではあまりに不自然な証言が多かったからだろうか

風も無く暖かい冬の陽射しの中で日向ぼっこをする鳩たち。  04年2月13日