437日勾留された本当の理由 その3

雲形池
第13、14回公判はやまりんの子会社の社長の証人尋問だった。
第13回は吉田検察官による主尋問で種々の事実認定の後平成14年5月20日頃からの釧路における東京地検の取調べに話が及んだ。
日比谷公園・黄菖蒲咲く雲形池 03年5月30日(第13回鈴木宗男公判)

5月31日に糖尿病が悪化した為3週間ほど入院せざるを得なくなり、30日にそれまでの供述書を作成した。それは内容的には間違っていなかったが、全体の文意は自分が積極的にかかわっているようで不本意ながらの署名だった。

入院後、2〜3日して代議士の代理人という弁護士が来て、検事の取調べが峻烈との上申書を作成する事になり、それに署名捺印した。

中標津で東京地検にいたことがあるという弁護士の訪問も受け、取調べの内容等を聞かれた。そして取調べに関する心構えなどを聞かされた。
額紫陽花咲く雲形池
退院後札幌に行き、翌日から1〜2時間のペースで事情聴取を受けた。内容的には今日の証言通りの事だった。

第14回の弁護人の反対尋問では比較的鈴木被告に有利な証言がなされたが、最後に検察側の尋問では8月4日に渡した500万円は政治献金ではなく、礼金だったとの証言がされた。

額紫陽花咲く雲形池 03年6月13日(第14回鈴木宗男公判)

そして入院する前に鈴木代議士と「お互いに頑張ろう」等と話した事も述べられた。
また午後の法廷では他の証人から、入院前夜ホテルの一室で2人が東京の弁護士と3人で会っていた事が語られた。