437日勾留された本当の理由 その2

雲形池
第12回公判ではやまりんの子会社の役員の証人尋問だった。種々の事実確認の後、取調べが始まってからの流れの証言があった。

平成14年5月の中旬頃から検事の取調べが始まったが、下旬に鈴木代議士より電話があり地検の取調べ内容を聞かれた。都合5〜6回の電話があり「Tは取り込まれている。Aは頑張っている。納得のいかない事は机を叩いてでも主張してくれ。 頑張るんだぞ」との話がされた。そして信用の置ける弁護士を紹介するからと言われた。

03年5月16日(第12回鈴木宗男公判)の日比谷公園・緑の雲形池鶴の噴水

その弁護士に「贈賄は時効が成立しているし、取調べではウソを言っても偽証にはならない」と言われた。また、「不当な取調べもある」と言われ取調べに密かにテープレコーダーを持参した。誰にも言わないからと言うのでそのテープを弁護士さんに渡した。それが大室主任弁護士に渡っているのを法廷で初めて知って驚いていた。

また山田哲社長に会いたいといわれ、紹介した。
検事から色々聞かれている内に、これは山田勇雄会長の事件だと考えるようになった。その事を弁護士に伝えると「あなたがそうゆう気持ちになったのなら本当のことを話して下さい。それで結構です。」と言われた。
ミツマタ
しかし急に供述を変えるにはどう話をしたらいいのか分らないので、言い方を弁護士に教わって検事に本当のことを供述した。
03年5月16日(第12回鈴木宗男公判)の日比谷公園霞門近く・緑の葉茂る三椏

ウソをつくのはこりごりで、真実を語るためにやって来たが公判廷での証言は嫌で嫌で仕方がなかった。そして、鈴木代議士に不利な証言をしているので地元で商売をしている自分としては関係者の反発も心配だし、色々な事が怖い。と涙ながらに語った。