第3回公判

鈴木宗男の手錠腰縄姿にショック!!

平成14年12月17日(火)
合同庁舎
夜、雨が降ったようだが未明には止み比較的暖かい朝、初めて東京地裁に行く。前日の午後広報に確認の電話を入れると「9時20分までに門を入って左の方の一番交付所に来て下さい」との事、抽選で傍聴券を交付するとの事だった。
当日はもう一件タレントの公判の抽選もあり、混雑していた。鈴木宗男の方は62名の希望者に対し57名の傍聴券でほとんど無抽選状態だった。
東京高等・地方・簡易裁判所合同庁舎
玄関入り口と104号法廷前で、二重に持ち物検査とボディチェック。とりわけカメラとレコーダーに神経質で、筆記具以外は預けさせる厳重さだった。傍聴人は開廷5分前にようやく入廷許可、白いカバーを被せてある報道席以外は自由に座れた。2分間のビディオ撮影の後鈴木宗男入廷。看守に両脇を固められた手錠腰縄の姿はショックだった。被告席では解かれたが、とにかく手錠腰縄というのは凶悪犯のイメージしかなかったので、冒頭からショックを受けた。

公判は伴次雄林野庁次長に対する弁護側の反対尋問。林野庁の内部組織や役割分担に関する質問の後、3兆8千億円の赤字を抱えた林野庁は一般行革に先行して国有林改革が進められ、平成10年当時は林野庁幹部が日常的に鈴木宗男議員を訪ね相談をもちかけていた事が話された。そしてやまりんの盗伐事件当時の帯広営林支局管内の林業業界は、3人の国会議員を中心に互いに反目し合っていた等の背景も語られた。

合同庁舎
核心の「あっせん」問題については8月4日の夕方電話で「4月に遡って一年分回復してやって欲しい」と言われ非常に困惑した。 帯広営林支局長とぎりぎり検討の結果、8月7日に12分の4の回復案を持っていくと、「それしか失地回復ができないのか?全量回復ができねえのか」と大声で怒鳴られたとの証言がなされた。
晴天の日比谷公園雲形池の鶴の噴水 H14年12月17日
10時から昼食と休憩を挟んで16時過ぎまでの法廷は、休みのたびに傍聴券が配られ入廷の菜に再チェックされる厳重さで、傍聴するにも結構緊張した。 昼食を何処で食べたらいいのか分からず警備員に聞くと「地下に食堂があって安いけど、味はイマイチかな」と教えてくれた。でも値段のわりには美味しかった。