貧者の一灯の怪

ハアザミ

偉くなった鈴木代議士には少ない金額

第14回公判で「官房副長官室で申し上げた『貧者の一灯』という言葉はロッキード、リクルート事件では巨額の金が動いたのに、偉くなった鈴木代議士には少ない金額という意識から出た」という証言がなされた。証人の会社名で100万円、やまりんグループ会社全体で500万円を持参した時の言葉だ。
03年6月13日(第14回鈴木宗男公判)の日比谷公園・葉薊(はあざみ)
アカンサス
鈴木宗男公判を傍聴し続け、最後の被告人質問の言葉を聞いて、鈴木宗男も今回の逮捕、拘留をどうやら同じような視点で考えているのではないかと気付かされた。
「ウソもヒャッペン言えば本当になる」をひたすら実践しているのではと思ったりしたが、ウソをついているという意識さえないのが実状なのだと思い直した。
葉薊(はあざみ)別名アカンサス:原産地は南欧、北アフリカ。日本には明治末年に渡来

支援者の手土産代わりの100万、200万は正当な政治献金

葉薊
鈴木宗男は5〜600万円くらいのはした金で逮捕されるような小物ではない。支援者達が持参する手土産代わりの100万、200万円は正当な政治献金で浄財だ。決してマスコミが悪意を込めていう税金の還元ではありえない。
自然環境が厳しい北海道に、政治家の自分が多くの公共事業を招致する。その事により経済が活性化し、地元の業者が豊かになる。その利益のホンの一部が政治献金される。そのようなサイクルで、皆が幸せになるのは素晴らしい事だ。
葉薊 苞葉に刺がある。切れた根からも芽を出す旺盛な繁殖力を持つ。花言葉は巧妙
日常的に億単位の金を動かしている自分が、支持者が手土産がわりに持参した政治資金で指弾糾明されるのは、ひとえにマスコミの悪意のこもった偏向報道、検察の恣意的な捜査の結果に他ならない。
考えられない事だが、本人は心底そう思っているフシがある。

貧者の一燈」の正確な意味は「貧しい人の僅かな志でも至誠のこもっている点で富者のたくさんの志よりも尊い」という意味だ。
この言葉の正確な意味をよく噛みしめ体現して、来し方を振り返り、処し方を考える。この事こそ鈴木宗男が生き残れる唯一無二の道だと思うが……。